渋谷、表参道、原宿、青山のがんばる、価値ある企業さんを応援する中小企業専門業務改善コンサルタント会社インデックス

パブリシティ

月刊「飲食店経営」6月号

第6回 支出の内容を社員一人一人に理解させる

今月号は、本社総務部門による店舗コストの削減の進め方とそのチェックポイントを説明します。もちろん、先月号で使用した「店舗コストチェックリスト」の内容を思い出してから今月号を読んでくださいね。では、質問です。

質問1:店舗コストの削減ができた会社社長の成功ポイントとは?

次の中から1つの項目を選んでください。

  1. 毎月の本社・店舗コストの内容を説明し、そのコストを上回る売上げがどのくらい必要なのかを話した。
  2. 単に、毎月の店舗コストを、計画の金額以下に抑えましょうと話した。
  3. 売上げ、利益目標がこうなっているので、それに向かって、計画以上の費用は使わないようにしましょう。
答え

正解は(1)

会社を運営するには、どんな費用(支出)があるのかを、社員一人一人が理解した上で、毎月、これだけの売上げを確保しなければならないことを社員に理解させた社長は成功しています!単に、売上げ、利益目標がこうだからと、目標の数字だけをマネジメントしているようでは長続きしませんね。

このように、成功の秘訣は(1)ですが、チェックポイントを書いておきます。

(1)年間計画以上のコスト(例えば、ウェブ上での広告費、アルバイト採用費)を使う場合、必ず、稟議書を書かせるようにします。その結果は、店長会議で報告してもらいます。他の店舗の店長にとっても重要な情報ですからね。

(2)予算実績の店舗別損益を作成しましょう。「アルバイト料 6月計画 100万円(実績 110万円) 対比+10万円。アルバイトの入れ替わりが激しく、その結果、アルバイト料が増え、接客レベルも低下し、売上げに対するドリンクの比率も減り、利益にも悪影響が出た可能性もあり」このようなコメントを記載する必要があります。

(3)短期的にはコスト削減の反するかもしれませんが、本社総務部門では、店舗の店長や従業員が、自分の望むようなお店での食事代の補助の予算を組み込みましょう。

(1)(2)を毎月の店長会議で説明し、成功例、失敗例を分析し、今後の改善点などに取り組んでいけば、(3)のコストは十分に吸収できます。ただし会社の予算で食事をするので、視察したお店の見習うべき点などの報告会をしてもらいます。また、年1、2回は、従業員の家族を招待する予算も組みましょう。そうすれば従業員のお店に対する愛着や考え方が変わります。
ちなみに、新入社員を採用している会社では、会社方針などの説明をした後、新入社員やその家族に対し、自社店舗の料理でおもてなしをし懇親会も行うなどの企画も、本社総務部門の重要な仕事かもしれません。

さて、次に、コスト削減の成功をつかむための段取りを説明します。

コスト削減の成功をつかむための段取り

第1ステップ

社長、役員を中心に、年間の事業計画、店舗別の損益計画を策定。3月決算の会社では4月から新年度なので、4月上旬の店長会議で説明できるようにしましょう。

第2ステップ

店長会議(店長以外の従業員含む)にて、店舗別の年間・月次の損益計画を説明。その際、本社経費や、設備投資に掛かった銀行借入金や借入利息を含めた支出がこれだけあるので、これだけの売上高の確保は必要」と説明する。

第3ステップ

毎月、月次予算実績管理を行い、分析し、対策を立てましょう。過去の分析だけでなく、例えば3月、4月はアルバイトの入れ替えなどで、予想以上アルバイトの人件費が増えてしまう傾向があるため、前年の失敗例や成功例、将来のリスクなどを1、2月ごろに、前もって話しておくことも必要です。経験が浅いアルバイトにも早期戦力化を意識させるきっかけにもなります。

なお毎月、必ず店舗コストチェックシートの更新作業はしましょうね。また皆が意見交換できる店長会議の環境をつくりましょう。一週間程度前に、「こんな議題もあるので、意見を聞かせて」などの連絡をしておきます。

なお予算実績管理について売上げ・原価・人件費程度しかしていなかった会社で、その他経費などの話をする際、管理部門の担当者は経理で当たり前のように使っている専門用語(例えば減価償却費、租税公課など)を使うのはやめましょう。

こんなことは知っているよ、と考えている社長!本当にできていますか?もう一度、当たり前のことを当たり前にしようではないですか!

質問2:店長会議を、より意義あるものにするための秘訣とは?

次の中から1つの項目を選んでください。

  1. 必ず、社長が各店舗の良かった点を話す。
  2. 他社(上場企業)の業績動向を話す。
  3. 最近の評判店の情報を話す。
  4. 予算達成しなかった店舗の店長を激励する。
  5. 会議の前に、一人一人が、最近お客様から頂いた感動した言葉やうれしかったことを話してもらう。
答え

正解は(5)

もちろん、(1)(2)(3)(4)も必ずしなければならないことでしょう。しかし、店長は一国一城の長です。その長が、お客様から頂いたうれしい出来事がないようであれば、他の社員、アルバイトはその店長について来ませんよね。

最後に、本部がコスト削減を推進していることを店舗の従業員にも話していく必要があります。例えば、このような環境下なので家賃が低いところに移転するなどは分かりやすいでしょう(もちろん、移転費用などを考慮しての話ですが)。本社総務部としてはそれが何かを考えてみます。

また、本社総務部は、会社の顔であり、取引先の総務・経理などの方とのネットワークがあります。従って、さまざまな会社の打ち上げなどの情報を得ようとすれば、いつでもできるのです。 店長とすれば、お客様を紹介いただけるのが一番うれしいことなのです。

繰り返しますが、本社総務部門は、店舗コストチェックシートの管理が重要です。備品などの消耗品等の価格など、定期的な他社への見積もりをとるなどして、店舗損益計画の達成のための細かいフォローを心掛けましょう。

ページトップへ戻る



株式会社インデックス
〒150-0001東京都渋谷区神宮前6-18-3神宮前Sビル3F
TEL:03-5485-1750 FAX:03-5485-1685
アクセスマップ
03-5485-1750
お電話でのお問い合わせ