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パブリシティ

月刊「飲食店経営」1月号

数値管理が儲かる会社に変身させる誰でも分かる数理管理の考え方とは?

儲かるバックオフィスのつくり方について「経理財務」「人事総務」がやるべきことを年間掲載しました。最近は、飲食チェーン融資へ融資している各金融機関から、社s長や経営幹部のみならず、店長までも巻き込んだ数値管理をしていかないと、この厳しいでは生きていけないとの話を聞く貴下が増えてきました。

そこで多店舗展開を目指している飲食チェーン向けに、「数値管理で目覚める意識改革」をテーマに連載をスタートします。この連載では、社長、経営幹部の皆さまが、いかにして店長や社員を巻き込み店舗運営にかかわる数値管理の情報共有を行い、社員一人一人の意識改革を図り、儲かる店舗に変身させることを主眼としています。

実際、このテーマの下に1年間、数値管理による意識改革を実践することで、前年対比で既存店の「売上アップ」「利益アップ」を果たした飲食チェーンがあります。最近は大手デベロッパーから新規出店のお誘いも多数あります。

さて「誰でも分かる数値管理の考え方」とはどういうことでしょうか?

一般的には、「売上高」「F/L比率」「客単価」「客数」などの数値管理などが頭に浮かぶのではないでしょうか?

しかし、いま一度、根本的な数値管理の考えた方を店長、社員にも浸透させるために、今度の店長会議で、以下のような宿題を出してみてください。

(宿題)あなたが小学生のとき、好きな女の子、男の子(または両親)の誕生日のために、あなたはどんなことを考え、そのためにどんな工夫をし、どんな行動をしましたか? こんな質問だけでOKです。

例えば、こんな答えがあるかもしれません。

【第1ステップ】

どんなことを考えたか?
私は、同じクラスの隣の席に座っている○○ちゃんがすきなので、3ヶ月先の誕生日に何かをあげたいと思った。

【第2ステップ】

どんな工夫をしたか?
○○ちゃんは、卓球部に所属しており、ラケットを買いたかったが1万円もするので、ラケットケースとボール(合計4000円)をプレゼントしたいと思った。それでも、自分のお小遣い(1ヵ月500円)では足りず、ディスカウントショップに安いものを売っていないか見に行ったりした。

多分、小学生のときに、誰もが同じような経験をしているのではないでしょうか?お金がなくても、何とか喜んでもらうための工夫をしてきたのです。しかし、現在の自分は、仕事場で「わくわく」「どきどき」するような働き方をしているでしょうか?単に目先の仕事に追われ、集客集客している店舗となっていないでしょうか?

【第3ステップ】

どんな行動をしたか?
近くの総合体育館で実業団の卓球の試合(入場料1500円)があり、有名な選手の】サイン入りボールを1つゲット(無料)しました。○○ちゃんの誕生日に、そのサインボールと卓球の試合の感想を添えた手紙をプレゼントすることに成功した。その時の私の心は「わくわく」「どきどき」。結果として、1万円のラケットをプレゼントするよりも、当初予算4000円の半額以下で済み、しかも○○ちゃんはとても喜んでくれたのです。

多分、小学生のときに、誰もが同じような経験をしているのではないでしょうか?お金がなくても、何とか喜んでもらうための工夫をしてきたのです。しかし、現在の自分は、仕事場で「わくわく」「どきどき」するような働き方をしているでしょうか?単に目先の仕事に追われ、集客集客している店舗となっていないでしょうか?

店には社員、パート・アルバイト(P/A)が多数います。その中にチラシのデザインがうまい学生がいるかもしれません。生け花の資格を持つP/Aがいるかもしれません。実は皆、隠れた才能を持っており、その才能を生かせば、何か「わくわく」「どきどき」する店づくりができるのではないでしょうか!そのような店舗は間違いなく儲かっています。何となく分かりますよね!

さて店長は、社員、P/Aの隠れた才能を見つけ出した後、何をすればよいのでしょうか?

答えは、店の店舗収支を理解する必要があります。

店舗収支とは、店舗にかかわる売り上げ(入金)と費用(支出)のことを意味します。店舗収支を理解するためには、次のポイントを押さえておきましょう。

(1)毎月、「通信簿」(図表1)を作成しましょう。定量点(計画に対する達成率)、定性点を付けます。できれば、社長、経営幹部、税理士などの方が点数を付けましょう。

例えば、定量面から目標達成率90%以上は「A」、60%以上は「B」、それ以外は「C」など。ただし、このような厳しい景況下なので、定性面などの評価を勘案した評価も加えると、店長、社員のモチベーションもアップするでしょう。

(2)分かりやすい「物さし」を設定しましょう。ぜひ、資料(図表2)の店舗収支(H)を物差しにすることをお勧めします。

(3)社長、経営幹部は、店舗にかかわる情報(地代家賃、水道光熱費、消耗品、銀行借入の返済額など)を開示し、店長にはいろいろなことを考えさせる機会を与えましょう。

もう少し、通信簿について説明します。

もちろん、通信簿の目標には、売上高、F/L比率といった一般的な数字もあります。しかし一般的には、この店舗の設備投資に対する資金手当てのため、銀行借入や割賦取引などの返済を毎月行っているケースが多いものです。また、本社間接部門(管理部門費用)の経費も、店舗収益で賄う必要があります。

そこで、本社経理部の社員の方は資料(図表3)を作成し、毎月、店舗運営には幾らの支出(仕入れ、人件費、地代家賃、銀行借入の返済、本社間接費用など)があるため、最低でも幾らの売上げがないとやっていけないということを、資料をしめして具体的に説明してください。

特に店舗収支(H)の数値が3ヶ月連続マイナスの場合は、早急に店舗撤退も視野に入れた対策を考えなければなりません。

ちなみに、私がある飲食チェーンの店長会議で店舗収支の話をしたとき、各店長は衝撃的な反応をしていました。しかし、情報開示してらったという信頼関係が構築でき、3ヶ月で店舗収支を黒字に転換させた店長がします。

さて、2月号では「数値管理で目覚める意識改革~楽しい業務フローの見直し」についてお話ししていきます。

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